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内科|千葉県流山市東深井の内科-運河内科クリニック

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内科|千葉県流山市東深井の内科-運河内科クリニック

インフルエンザについて知ろう - 予防と対策

インフルエンザは、ウイルスによって引き起こされる高度に伝染性のある病気で、特に冬から春にかけて流行します。当クリニックでは、皆様の健康と幸福を第一に考え、インフルエンザに対する予防と対策についての重要な情報を提供いたします。

インフルエンザとは?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。

症状には、急激な高熱、咳、喉の痛み、全身のだるさや筋肉痛が含まれます。高齢者、幼児、妊娠中の女性、免疫力が低下している方などは、合併症のリスクが高くなりますので、注意が必要です。

インフルエンザの予防方法

予防接種の重要性:

毎年、インフルエンザワクチンの接種をおすすめします。ワクチンは予防効果が高く、重症化を防ぐ助けとなります。

手洗いとマスクの着用:

ウイルスの感染を防ぐために、こまめな手洗いと人混みや病気の疑いがある場所ではマスクの着用を心掛けましょう。

健康な生活習慣:

バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動は免疫力を高める手助けとなります。

感染した場合の対策

症状がつらい場合にはまずは医療機関を受診し、インフルエンザかどうか診察を受けましょう。

自宅安静:

感染が確認されたら、周囲の人々に感染を広げないよう、自宅安静が必要です。

水分補給:
インフルエンザにかかると、脱水症状が起こることがあります。発熱や嘔吐がある場合、特に水分補給が重要です。清涼飲料水、スポーツドリンク、経口補水液などで水分補給をしましょう。

柔らかな食事:
喉の痛みやお腹の不快感がある場合、柔らかくて消化しやすい食べ物がおすすめです。お粥、野菜のスープ、プリン、ヨーグルトなどが適しています。

高タンパク質食品:
インフルエンザにかかると、体のタンパク質を修復する必要があります。鶏肉、豆腐、卵、ミルク製品など、高タンパク質の食品を摂取しましょう。

ビタミンとミネラル:
新鮮なフルーツや野菜を摂ることで、ビタミンとミネラルを補給しましょう。特にビタミンCは免疫システムを強化します。オレンジ、イチゴ、ブルーベリーなどがおすすめです。

シンプルな食事:
インフルエンザのときは、辛い、油っぽい、重い食事は避けましょう。

食事の回数を分ける:
食欲が低下している場合、小分けにして食べることを考えてみてください。一回の食事量を減らし回数を多くして食事を摂ることで、栄養を摂取しやすくなります。

安心して食べる:
インフルエンザの症状がひどい場合、食事をとるのが難しいこともあります。無理に食べなくても、適切な水分補給を心がけ、症状が改善するのを待つことも重要です。

当クリニックでは、インフルエンザの予防接種や適切な治療を提供しています。予防に努めることで、ウイルスの感染拡大を防ぎ、健康な生活を送るお手伝いをいたします。ご不明な点やご相談があれば、当院までお問い合わせください。

健康で快適な冬を過ごすために、インフルエンザ予防に対する意識を高めましょう!

夏の過ごし方

夏の訪れとともに、熱中症に関連する疾患や症状が増えてきます。この記事では、熱中症のリスクを減らし、健康的な夏を過ごすために役立つ情報を提供します。

熱中症はいつ起きるか?

7月になり気温が上がってくると救急車で病院に運ばれ「熱中症」と診断されるかたが増えてきます。
これからの時期は熱中症にかかりやすくなります。

熱中症になるとどうなる?

軽症の場合
めまい、たちくらみ、大量の汗、筋肉の硬直(足のつり)

中等症の場合(救急車で搬送する状態)
頭痛、嘔吐、吐き気、ぐったりしている

重症(入院して治療が必要な状態)
意識が悪い、けいれん、高体温

年齢が高いほど入院する割合が増加します。
60歳以上では病院を受診した人の「約4割」のかたが入院治療を受けています。
屋外でマスクを着用していると熱中症が起こりやすくなります。

熱中症がおきる要因は3つ

環境
気温が高い、湿度が高い、エアコンがない、日差しが強いなど

からだの状態
高齢者、幼児、慢性疾患を抱える人、体力の低下した人

行動
長時間の屋外作業(農作業や畑仕事)
水分補給ができない状況

これら3つの要因により熱中症を引き起こす可能性があります。

熱中症の予防策

十分な水分摂取:

絶えず水分補給を行い、特に屋外での活動時はこまめに水分を摂りましょう。

とくに経口補水液は体に必要な塩分が適切量含まれているため脱水予防にはピッタリです。

経口補水液(アクアソリタ(味の素)、オーエスワン(大塚製薬)など)は薬局で購入できます。

適切な服装:

明るい色の涼しい服装を選び、帽子や日焼け止めを使用して紫外線から身を守りましょう。

涼しい場所での休憩:

高温多湿な環境から適宜避難し、クーラーの効いた場所で休息を取りましょう。室内が28度以上になると熱中症の可能性が高まります。
エアコンを使って室温28度」を目安にしましょう。

設定温度を28度にするわけではありませんのでご注意ください。

湿度は50~60%」が快適に過ごせる湿度のため適宜ドライ機能を活用しましょう。

適度な運動と休息:

激しい運動をする場合は、時間帯や環境に注意しながら行い、適度な休息をとるようにしましょう。

熱中症の早期対応

もし熱中症の疑いがある場合は、直ちに涼しい場所に移動し、休息をとりましょう。また、水分補給を行い、必要に応じて医療機関を受診してください。
熱中症は重篤な症状を引き起こす可能性があるため、予防策をしっかりと実施し、早期対応を行うことが重要です。
当クリニックでは、熱中症に関する相談や診療も行っておりますので、心配な点があればお気軽にご相談ください。

参考文献 

  1. Kanda J, Miyake Y, Tanaka D, et al.
    Current status of active cooling, deep body temperature measurement, and face mask wearing in heat stroke and heat exhaustion patients in Japan: a nationwide observational study based on the Heatstroke STUDY 2020 and 2021.
    Acute Medicine & Surgery. 2023; 10 (1): e820.